2011年8月27日土曜日

乾燥が遅いアクリル絵の具でボブ・ロス画法に挑戦!




やぁみなさんこんにちは、ごきげんいかがですか、ボブ・りうですのブログへようこそ!!
今日も楽しく記事を書いていきましょうね。


(↑石井隆夫さんの声で読んでね)



さて、前回の記事だかで、乾きが遅いアクリル絵の具
「ゴールデン・オープン・アクリリックス」を購入し、
「ボブ・ロス画法にも良さそうだから、誰か試してね」的な事を言ったんですが。


まぁ、言いだしっぺだし、せっかくなので、夏休みの課題として
先日、俺自らボブ・ロス画法に挑戦し、試しに一枚描いてみましたので、
どうって事のない話なんだけど、一応その記録を載せておこうと思います。


ちなみに俺、風景画は苦手で、高校の授業で写生したのを最後に
もう…20年ぐらいかな…ず~っと描いていないド素人です。



【ボブ・ロスとは】


…NHKの衛星放送でやってた、アメリカのお絵描き入門番組「ボブの絵画教室」の先生。


専用の油絵の具を用いて、30分という超短時間で風景画を軽々と、
いとも簡単に描きあげてしまう、ボブロス画法の伝道師。


下書きなど一切せずキャンバスをやたら黒く塗りつぶしてしまったり、
ポケットリスの話に夢中になったり、
突然「ひゅう~」などと言いながら
全てを台無しにするようなぶっとい線を描いちゃったりしてるのに
番組が終わる頃には、写真よりも美しい幻想的な風景がいつの間にか完成しているという、
絵の先生というよりは、マジシャンのようなお方です。





Bob Ross with his squirrel
「Bob Ross with his squirrel」











さてと、それでは始めましょうか。

今回俺が挑戦したのは
「ボブ・ロス ザ・ジョイ・オブ・ペインティング 決定版」というDVDBOXより、
「山の叙事詩」の回です。

まず、ボブさんが30分で描きあげたお手本がこちら↓





ボブの見本








  ( ゚д゚)
_(__つ/ ̄ ̄ ̄/_
  \/    /
     ̄ ̄ ̄

  ( ゚д゚ )
_(__つ/ ̄ ̄ ̄/_
  \/    /
     ̄ ̄ ̄






…いや、でも、DVDを見てると、確かに30分で描きあげてるんだよなぁ..( - -)



やっぱり、筆をパタパタ洗ったり、リスの話をしたり、画面が切り替わってる隙に
スタッフさんが絵を写真とすり替えてるのかなぁ…。



ともかく、用意した筆はこちら。





使用した筆




ボブは「2インチの筆」と呼ぶけど、どう見ても刷毛ですね、
5cmの刷毛をメインに、中・小の平刷毛と、変な形のペインティングナイフと、扇形の筆。


絵描きというより、看板屋さんのような品揃え…。

(※これらの筆だけで描き始めると、後で少し困った事になります(;´∀`))



まずは下準備としてボブ・ロス画法の要である「ウェット・オン・ウェット技法」にするため
オープンアクリリックスの「チタニウムホワイト」という白い絵の具に
「オープンシンナー」という乾燥が更に遅くなるメディウムを混ぜ、
キャンバス全面に塗っておきます。


これにより、キャンバス上では白い絵の具が数時間、半乾きの湿った状態になっており
この上に絵の具を乗せる事で、グラデーションやぼかしがやりやすくなる、という事です。



以下は、ボブのおっちゃんが言う通りに進めます。





1



空の色を作ったら刷毛に軽く取り、
バッテンを左から右にいくつも描くような筆遣いで色を乗せていき
別の綺麗な刷毛で左右になでて馴染ませました。


↑既にキャンバス全面に白い絵の具が塗ってあり、
「指で触るとベタベタしそうだな」という感じの半乾き状態になってます。



ボカシ用の刷毛について、ボブは乾いた刷毛で、と言ってたかもしれないんだけど、
アクリル絵の具を使った今回は、刷毛を水につけたあとボロ布に水分を吸わせた
「風呂上がりにタオルで拭いた髪の毛」みたいな
しっとり湿った筆の方がぼかしやすかったです。


絵の具に水分が補給されて、半乾きの絵の具がウェット状態に戻るのかな?





2



雲の形を描いたら…





3




これもきれいな刷毛で左右になでて、ぼかしながら、空の色を下のほうへ引っ張りました。


写真の腕がアレなのであれなんですが、
実際はとても繊細で柔らかいグラデーションができてます。


もう、なんての、このオープン・アクリリックスは
単なる乾きが遅いアクリル絵の具ではなく、
他のどんな種類の絵の具とも異なる固有種の絵の具として
特性を理解した方が良いかもしれませんね。





4




変な形のペインティングナイフで山の形を描き、綺麗なブラシでならしました。



こういった、混色せずに、別の色を乗せる時は特に、下地の絵の具と乗せる絵の具、両方が
「触るとベタベタしそうだな」というぐらいの半乾きになるまで
少し待った方が良いようです。


どちらかの絵の具が「触るとヌルヌルしそうだな」という感じの
水分が多めの時に急いで乗せると絵の具がずっこけて
下地の色と混ざるだけで、なかなか上に絵の具を重ねる事ができません。


ボブ・ロス画法用の絵の具は、油分が多そうな下地のリキッドホワイトに対して
他の色は油分が少なめのように見えるので、重ね塗りとぼかしの両方が
他の絵の具よりもコントロールしやすいのかもしれないなぁ、と思います。わかんないけど。



このシャドー部分には、乾燥が速い普通のアクリル絵の具
「ゴールデン・アクリリックス」を用いました。

この上に更に絵の具を乗せ、混色しないので、さっさと乾いた方が良かろうと思ったためです。





5




山の斜面の角度を想像しながら、その方向へ
ナイフで山肌の色をかすれるような感じで伸ばしていきました。



ボブさんは、とてもリアルな雪の色を描いていったんですが
俺は、山肌をオリジナルの色にしてみました。


東雲色って言うのかな?
空の朝焼け色がとても綺麗なので、これはきっと日の出だろうと思って
自分が小さい頃にどこかの山で見た、
日の出にほんの一瞬、山が黄金色に輝いた時の印象の色です。


派手になりすぎるかな、と思ったけど、結構綺麗だと思いませんか?



山肌の描き方は、ナイフに少しだけ絵の具を取り
力を入れずにほんの軽く持ち、画面とほぼ並行にして
キャンバス上のほこりをそっと落とすような感じでなでる事により
絵の具がかすれて、かすれた部分が雪から露出した岩肌のように見える、
という技法なんですが、これは難しかったです。



特にオープンアクリリックスの伸びの良さが、ここでは裏目に出て、なかなかかすれず、
スイスイと気持ち良く伸びてしまいます。

もう少し乾燥させれば良かったのかな?



また、上手にかすれさせる事ができても
「おお、うまいぜ俺、うまいうまい」と調子に乗って
何度も塗り重ねちゃって、結局ベッタリした感じになってしもうた。ぐふぅ。


まぁ、水彩とかと違って、気に入らない部分があれば、気が済むまで、
後でいくらでも加筆修正できますから、問題にはならないと思います。



あ、そうそう、黄色の部分は実験的に、普通のゴールデン・アクリリックスに
エクストラヘビーゲルというメディウムを混ぜたものを用いました。


が……う~ん、乾燥してくるとどうしても痩せてしまう…

筆致を盛り上げ、(マチエールを)重ねるような描き方は
やっぱり油絵の具の独壇場ですかね。





6




扇の筆の肩部などを押し当てるように使ったりして
手前に草むらと木を描き、雪を乗せました。


その後、草むらの手前に雪を描き、綺麗なブラシでぼかしました。



・・・あぁっ!!ここでセーブしておきたいっ!!

てか、もう充分満足なんで、正直言って終了したいっ!!

でも、ボブさんがやれって言うので、仕方なくやります…





ひゅう~





7




ああああ~せっかく良い感じに描けた俺の絵にひゅうの線があぁぁぁぁ。・゜・(/Д`)・゜・。



アンドゥもセーブもできず
電源スイッチと自爆ボタンしか備わっていない現実世界は不便極まりないですね。

誰か何とかして下さい。



しかもここで、かなり重大な問題楽しいアクシデントが…。



ボブ「さぁ、ここで楕円形の筆を使って、常緑樹を描いていきますよ~
楕円形の筆を使えば、常緑樹があっという間に描けるんです。

てゅっ、てゅっ、てゅっ、てゅっ・・・どうです?簡単でしょう?」



・・・じゃすともーめんと、ぼぶ。



・・・楕円形の筆ってなんですか(´・ω・`;)



てっきり刷毛と、変なペインティングナイフと、ファン筆さえあれば
ボブロス画法がなんでもできるとずっと思いこんでたけど、そんな筆を使う事もあるのかぁ。


DVDをよく見ても、「楕円形の筆」について、大きさは1インチの刷毛に似ているけど、
ボブさんの筆捌きが早すぎて、形状がよくわからんかったですよ…。

平刷毛の先がカーブしてるんだろうか、それとも丸筆の先が球状になってるのかなぁ…?



どっちにしろ、そんな筆は持ってないので
とりあえず、普通のフィルバート筆とファン筆を使って
ボブさんの描く木に似たものを描きました。


普通の幅の筆でボブの大きな木を描くと、普通にめんどくさい上に、
もうこの時点で、なんか色々な前提が根底から崩壊しているような気もしますが
全然気にしないふりをします。


全ては楽しいアクシデントなんですよ(`・ω・´)



そんなこんなで、とりあえず完成としたのがこちら↓





とりあえず完成




この時点で夜中の3時を過ぎ、朦朧としていたので、一応これで止め、としましたけど
山小屋とか、リスやウサギを描き足しても楽しくなりそうですね。



はい。



所要時間:約半日。



…30分のDVDを一時停止しながら描いてるだけなのに、何故こんなに時間が…。



ちなみにボブさんのお手本を再度見てみましょう↓





ボブの見本




…う~ん、一体、どのタイミングでスタッフさんが写真とすり替えているんだろう…( - -)



ともかく、ド素人の悲しい性で、つい調子こいて色を乗せ過ぎ
ベッタリメリハリの無い感じになっちゃったり
反省点は多々あるけど、逆に言えば、その分まだ改善の余地もたくさんあるって事だろうし
なんと言っても、風景を何十年も描いてない下手の素人が唐突に描いて
これぐらい描けたんで、単純に嬉しいです。

DVDを見ながら描けば描いた分だけ、どんどん上達しそうだし。



絵の出来不出来は置いといて、
ボブロス画法は、もちろん専用絵の具で描くのが一番やりやすいんでしょうけど
今回代用したゴールデン・オープン・アクリリックスでも
なかなか上手くいったと思うんですが、どうですか?



絵の具の種類に関わらず、ボブさんが教えてくれるたくさんのテクニックは
何度も練習して覚えておくと、自然の風景に存在する全てのものが
とても描きやすくなるんじゃないかな、と思います。



芸術の秋はもう目の前ですからね、
ちょっと風景画でも始めてみようかなぁ、という入門者~初心者の方は
得られるものがすご~くたくさんあると思う、ボブさんのDVDを是非どうぞ。



ぼんやり眺めてるだけでも、とても面白いですよ(´▽`)



それでは皆様、またお会いしましょう、ごきげんよう!
(↑指をワキワキさせながら)



テッテレッテッテッ テッテレッテ テ~テレ~テテ~ チャララ~♪




8 件のコメント:

  1. SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    ボブさんの絵って結構、難しそうですよね。
    半日かかってしまったのですか。
    キャンパスに絵を描くのって
    なんだか、無駄に時間を使ってる感覚に襲われて
    なかなか、進まないですw
    以前書いた絵を放置したままですよw

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  2. SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    もちろん難しいテクニックもあって、ボブのおっちゃんがニコニコしながら
    「どうです?簡単でしょう?」って言ってるのを聞いて、
    つい「いや、簡単なのはあんただけだよ」と
    ちびまる子ちゃんの声で心のツッコミを入れてしまう事もあったんだけど、
    テクニックそのものは、何度も何度も描き続けて練習すれば、
    それなりに似た物が描けるようになると思うんだ。
    それより、一番問題なのは、時間。
    どこをどうやって、どれだけ練習したとしても、(専用絵の具を使ったとしても)
    やっぱ30分であれだけ描けるようになるのは、永遠に無理な気がするなぁ…。

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  3. SECRET: 0
    PASS: cfc723592de59322f8fbd32dc0b8a2a9
    あ、あたし、この番組見てた~~~~~! 魔法のように描き上げるからびっくり&感動しちゃって。 母親も趣味で絵を描くから「すんごいから(TVを)観よう!」って、一緒に観たことあるんだけど、母ちゃんはこういう絵には興味がなかったらしく「ふ~ん」・・・・。
    でもほんとこのおっちゃん、すごいよねッ! そうか~~、ボブっていうんだ~~~~!
    ...ψ(。。)メモメモ...

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  4. SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    テレビで見てると、スイスイ描きつつ、「どうです、簡単でしょ?」って
    ニコニコしながら言うんで、自分にも簡単に描けそうな気になってくるんだよね、
    でも実際やってみると、ボブのテクニックは、明らかに人類を超越してるのに気付くね、うん(;´∀`)
    そうそう、友達とかと、この番組の話をする時は、だいたい
    「ほら、衛星放送でやってた、やたら絵を描くのが早いアフロのおっちゃん」
    「あぁ、絵を描くのがやたら早い、リスの好きなアフロのおっちゃんね」
    って会話になるから、名前がなかなか浸透しないと思うんだけど、
    実は「ボブ・ロス」って名前なんだよ(´▽`)

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  5. SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    やっぱボブすげーわ

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  6. SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    いや、ほんとほんと。
    いっつもニコニコフワフワしてるボブさんに加えて
    声を当ててる石井隆夫さんの
    「ひゅう~ てゅってゅってゅってゅっ・・・どうです? 簡単でしょう?
    さぁ、悪魔を追い払ってしまいましょうね~ パタパタパタパタ~」
    なんてほのぼの朗らかボイスをサラリと聞いていると、
    「なんだ、このぐらいだったら我が輩にもできそうではないか、ふはははは~!!」
    ってすごく簡単そうに思うんだけどね。
    実際に挑戦してみて初めて、ボブの常軌を逸した異常な技術力にいちいち気付かされてしまう、という……。
    あれだよね、あまりに凄すぎるものを見てしまうと
    逆にどこが凄いのかよくわからない、という参考例だよね(´∀`)

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  7. こんにちは。
    りうさんすごい上手ですね!
    私はアクリルガッシュを使い始めた初心者で、無謀にもボブロスさんの「夕暮れ」を真似しようとして失敗を繰り返しています。
    刷毛、丸筆、扇形筆を用意しましたが、扇形筆がうまく使えません。
    私の扇形筆は「ホルベイン SERIES 500T RESABLE #8」ですが、筆の厚さが薄すぎるのかな?と感じています。
    りうさんが使っている扇形筆の毛、サイズを教えてもらえませんか?

    返信削除
    返信
    1. >なおこさん

      おおー!!頑張ってますね(´∀`)ъ♪

      僕がこの時使用した扇形の筆は、確かブタ毛の6号だったと思います
      (ラファエルの3695番、穂の長さは約2.5cmぐらいでしょうか)。

      ただ、僕が使用したキャンバスはF6号で、ボブ師匠の描くキャンバスより
      小さいサイズで、上の写真だと、奥の小さな杉の木を描くのに丁度良かったです。
      しかし、「楕円形の筆を使って」と指示された手前の杉の木を描くには
      筆のサイズが小さすぎました。

      なにしろ扇形の筆は、なおこさんがお使いのキャンバスと同じ号数の筆であれば
      大丈夫だと思います。

      素材はもちろんリセーブルやナイロンの筆で大丈夫ですよ、
      厚みも・・・そんなに気にしなくて良いんじゃないかなぁ・・・

      僕が使ったブタ毛の筆はとてもコシが強く、
      画面に筆先を置いた時にクッと戻ろうとするので
      草原の草を描く時などにポンポンとリズム良く描けて、とても快適です。


      例えば、上写真の杉の木を扇形の筆で描く時は、
      なるべく筆を画面に対して垂直に下ろし、筆先が画面に接地したら
      筆先を軽くグッと押し上げる(押し付ける)ような感じで色を乗せ、
      穂先のコシの強さで押された力から戻ろうとする反発力に任せて
      自然に画面から筆を離す、といった感覚でしょうか・・・・・・。

      これで杉の葉の束が一段描かれます。

      この杉の葉の段を縦に積み重ねていく事で、杉の木が一本描かれます。

      ・・・・・・こういう内容は動画でないと説明が難しいな・・・・・・
      わしの拙い言語能力では伝わりにくいでしょ、すいません(;´∀`)

      扇形筆は特に、垂直に立てるor寝かせる、穂先を縦に細めるor横に広げる等で
      表現が全然変わって面白いので、色々な動かし方を試してみて下さいね(´∀`)


      なにしろ「うまく描けないなぁ」と思っている、という事は
      どこがうまく描けていないのか自分でわかっている、うまく描けた時のイメージが
      頭の中にあるって事ですから、なおこさんは絶対絵のセンスがあるんだと思います、
      これから描けば描いただけ、猛烈な勢いでどんどん上手になっていきますよ!!

      スポーツなどはどこかで能力の頭打ちがあるんだろうけど
      絵はくたばる瞬間まで楽しめる一生ものの趣味ですから、
      なおこさんも是非楽しみながら、
      なんでもかんでもモリモリ描きまくって下さいね(´∀`)

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