2012年6月24日日曜日

トラックバックテーマ 第1447回「あなたの夢を教えてください!」

こんにちは。 トラックバックテーマ担当の水谷です。今日のテーマは「あなたの夢を教えてください!」です。突然ですが、みなさんは夢を持っていますか?水谷は、関わった人全てを幸せにしてしまうような笑顔にしてしまうような仕事をすることが昔からの夢です。もし、水谷のトラックバックテーマ記事を見て少しでも笑顔になった�...

トラックバックテーマ 第1447回「あなたの夢を教えてください!」









…「あなたの夢はなんですか?」という問いかけは、話のイメージが膨らんで楽しいですね(^^)



「私の夢はマチカネタンホイザです」と語る杉本清アナを連想したり、
夢の第四階層(虚無)で武井 咲ちゃんと一緒に、スペースチャンネル5のモロ星人に永遠に踊らされ続け
現実世界でうっすら微笑みつつ、じわじわ穏やかに衰弱死、みたいな妄想も考えたんだけど、
普段、ここではまず登場しないビッグなお題なので、「夢の扉を開けてみたら鉄板で塞がれていた」という、
そのまま「自分の夢=理想」について、朝礼の校長先生ぐらい長話になりそうだけど、語らせて下さいな(;´∀`)



いや、夢なんて大げさなものではなく、ちょっとした希望、憧れの一つなんですが。



俺は、ず~っとず~っと前から、好きな本だけズラッと並べた、売れない古本屋さんをやりたいんです。



あまりお客さんが来ないし、来てもなかなか売れないけれど、
自分の好きな本に囲まれて、三度の飯ぐらいは、ぎりぎりどうにか食っていける、というぐらいの古書店が。


もし本が売れるなら、次の本を仕入れつつ、なんとか食って行けるし、
本が売れなくても、不良在庫ではなく、優良なコレクションとして、自分の物になる。


どっちに転んでも幸せな人生。



うはー 夢がひろがりんぐ。



こういう地味な事を言うと、全国の女子中高生にモテなさそうだから、今までずっと黙っていたけど、
言っても言わなくても、何故かどうやらモテないようなので、ここでは言う事にしました。



幸いにして現在は、各ご家庭にインターネットが浸透し、
ネットオークションやネットショッピングもごく普通の行動になりましたから、
実店舗を構える必要もなく、売買に挑戦してみるためのハードルは、昔よりずいぶん下がったように思うんです。


ネットを見ている日本中のみなさんが冷やかしてくれるのだから、わざわざお店に足を運んでもらう必要もないし、
ほとんどの人が片っ端から「うわ、いらね」と思っても、たった一人が欲しがってくださる一冊があれば良いので
俺一人がどうにか生きていく商売としては、そんなに悪くないんじゃないかな、と思ったんです。



それに加えて、最近、テレビで、首都圏直下型地震だの、富士山噴火だの、阿曽山大噴火だのと、
「いつくたばるかわからないよ、ひえ~」というような事を、ひつっこく言ってくるじゃないですか。


なので、いつくたばっても1ミリも悔いのないよう、頑張ってやる気を出して古本屋さんの真似事に挑戦してみよう、
まず試しにネットオークションで古本を売ってみよう、と思って、とりあえず15冊ほど、
熱を持っておすすめ&解説できそうな古本を、海外のオークションで、あちこちから送って頂いたんです。



アマゾンやブックオフ等が「新しい古本」の大量仕入れ&薄利多売をするならば、
俺は逆に、時の流れと共に数が減り、忘れ去られて行きそうな名著・良書に愛とうんちくを添えて
一冊一冊の魅力や価値を丁寧に伝えて、手にした人に、楽しんで、喜んで、はしゃいで欲しいんです。



まぁそんなこんなで、せっかくですから、海を越えてやってきた、素晴らしい、
そしてちょっと珍しい(だろうと思う)古書達を、ここでみなさんに公開して、
ついでに何冊か軽く解説を添えておこうかな、と思います(^^)










まずは…やっぱり「VERVE」かな。



フランス語で「情熱」や「活気」などの意味を持つ「VERVE」。


これは1937年から1960年までに26冊が発行され、「世界で最も美しい本」と言われた
極めて豪華なフランスの美術誌です。


例えば、今回紹介する1巻の3号は・・・





VERVE Vol.1 No.3の箱と表紙
「VERVE Vol.1 No.3の箱と表紙」



箱の絵を描いたのがシャガールさん、表紙の絵は、ピエール・ボナールさんの手によるものです。



そして、この雑誌はリトグラフがおまけに数点挿入されており、
この号では「四季」というお題で、4人の画家さんに、それぞれ春夏秋冬を描いてもらっているんですが・・・





VERVE 「The Four Seasons」
「VERVE 「The Four Seasons」」



左上、「春」をテーマに描いたのが…シャガールさん。

右上、「夏」を描いたのが…ミロさん。

左下、「秋」を描いたのは…ラットナーさんで、

右下、「冬」は…パウル・クレーさん。



間近で見ても、インクの美しい発色と綺麗で丁寧な刷りがよくわかる素晴らしいリトグラフは、
世界最高の技術を持つムルロー工房の制作によるものです。


最高の芸術家と最高の刷り師が熱意をもって集い、
読み手がページをめくる毎に、あらゆる時代、あらゆる国の美しい風景が魂の奥底に次々と投影される、
存在そのものが、まるで一流の美術館のような本なんですよ。


編集長のテリアードさんは「地球上に存在する、美しい全てのものを紹介しよう」と思ったようで、
世界中の絵画だけでなく、例えばポール・ヴァレリーさんの文章やロジ・アンドレさんの写真など、
詩や写真なども、たくさん掲載されています。



…これはあやふやな記憶なんですが、このVERVEという雑誌、第二次世界大戦中でも発行され続け、
何号だか忘れましたが、表紙裏に「数日前、ドイツ軍にパリを占領され、原稿の大半が失われてしまいました」
なんてお詫びの文章が書かれたものもあったような気がします…それでも発行し続けたんですね…。



戦争にさえ決して心折れず、それほどの深い情熱を注いでいるからこそ
フランスの芸術は、人々の魂を深く揺さぶるのかもしれませんね。











お次は…どれがいいかな…「1,2,3,4,5」、行きましょうか。

絶対復刻した方が良いと思っている本のうちの一点です。





1,2,3,4,5 Robert Doisneau
1,2,3,4,5 Robert Doisneau posted by (C)りうです



写真を撮る時、被写体に向ける気持ちや哲学、という部分で、俺にかなり濃厚な影響を与えてくれた写真家の一人、
ロベール・ドアノーさんの「1,2,3,4,5」というタイトルの本です。
1955年発行。



内容は…





Robert Doisneau 「1,2,3,4,5」
「Robert Doisneau 「1,2,3,4,5」」



「1」は一本のピン、「2」は二匹の猫、「3」は三羽のアヒル、「4」は四匹のウサギ…と、
1から12までの数を、可愛い写真と楽しい詩を見ながら学べる、児童向けの学習写真絵本です。


ドアノーさんの写真を見ると、いつも現実世界が優しく両手を広げて迎え入れてくれるような
心地良さに包まれますが、この「1,2,3,4,5」もまた、全ての生命を抱擁するような優しい視線に満ち溢れた、
とても、とても、温かい本だと思います。



この本はご覧の通り、カバーがないどころか、表紙はテープ跡だらけだし、中のページも一部破れたり、
最後のページは欠落したり、結構なボロ状態です。


中の黒マジックで消された文字を見るに、どうやら、小学校の図書室を転々としたようなので、
きっとワクワクしながらページをめくる大勢のちびっ子達に幸せを分け与えながら
少しずつくたびれていったんだろうと思います。


それでも、たまに古書店やネット上で状態の良い物を見つけると、衝撃的なプレミア価格が付いていたりするので、
お子様と一緒に気兼ねなく読むには、かえってよろしいんじゃないでしょうか。











…たった2冊、紹介しただけでこの文章の冗長さ…俺は本当に話をまとめられないなぁ…_| ̄|○

他の13冊はダイジェストで。(邦題は、ほとんど俺が勝手に付けただけのものです)





イラストたくさん洋古書
イラストたくさん洋古書 posted by (C)りうです


[イラストたくさん、ファンならきっと読みたくなる珍しい本達]


(左上)トンデモ本のマスターピース!!野生生物やUMAが続々登場!!
    食人植物「YA-TE-VEO」や、長さ600フィートの大海蛇が迫り来る!!
    
    J. W. BUEL著「海と大地」(原題:「SEA AND LAND」1887年刊 初版)


(右上)セオドア・ルーズベルト大統領時代の、アメリカの農作物や牛馬等に関する極めて詳細な年鑑です。
    馬車馬の血統表、当時のアメリカの写真、果樹の美しいカラーイラストなど、貴重で珍しい資料ばかりです。

    「アメリカ農務省農作物年鑑」
    (「YEARBOOK OF THE UNITED STATES DEPARTMENT OF AGRICULTURE」1905年刊)


(左中)シートン動物記でおなじみ、博物学者シートン先生による、一番最初の作品集です。
    「狼王ロボ」収録。なんと、挿絵や、たくさんのイラストも、全てシートン先生自らが描いているんですよ。

    Ernest Thompson Seton著「私の知る野生動物」(「Wild Animals I Have Known」1906年版)


(右中)英国で「霧の牧野」と絶賛され、みんなから愛された画家・牧野義雄さんの幻想的な水彩画と、
    たくさん添えられたモノクロ画や線描がイメージの世界を彩ります。

    Olave M. Potter著、牧野義雄・画「イタリア 小さな巡礼の旅」
    (「A Little Pilgrimage in Italy」1911年刊)


(左下)鳩の出現やカードマジックから人体浮遊まで、ありとあらゆる有名な手品のタネ満載!!
    あのマジックのタネは、こんな事になってたのか!!2冊セットでボリューム満点です!!

    Professor Hoffman著「現代のマジック」「更に多くのマジック」
    (「Modern Magic」「More Magic」 発行年不明 表紙裏に1943年11月29日の書き込み有)


(右下)キノコ、菌ファン垂涎の一冊。偉大なる菌研究者、ジョージ・フランシス・アトキンソン先生による
    キノコ尽くしの図鑑です。状態も素晴らしく、カラーページも大変美しいです。

    George Francis Atkinson著 「アメリカのキノコ類に関する研究 食用キノコ、毒キノコ、その他」
    (「Studies of American Fungi MUSHROOMS, EDIBLE, POISONOUS, ETC」 1900年刊 初版)











洋古書 画集、写真集
洋古書 画集、写真集 posted by (C)りうです


[言葉がわからなくても、眺めて楽しい画集、写真集]


(上)「コスモポリタン」誌等の表紙を飾る女性像を描き続け、20世紀初頭にアメリカで大人気だった
   ハリソン・フィッシャーさんによる美人画の画集です。状態すこぶる良いです。

   Harrison Fisher 「アメリカン・ビューティー」
   (「AMERICAN BEAUTIES」1909年版)


(左下)ソ連時代に独立宣言をしたトランスドニエストル共和国で暮らす人々や風景を、現マグナム・フォト会長の
    ジョナス・ベンディクセンさんが見つめ続けた、哀しくて、優しくて、美しい写真集です。

    Jonas Bendiksen 「SATELLITES」2006年刊


(右下)19世紀、雑誌の挿絵で大人気だった画家、ポール・ルヌアールさんが
    猫や鳥など、動物達の動きや姿を、余す事なく活き活きと、ひたすら描画しまくったクロッキー帳です。

    Charles Paul Renouard 「ルヌアールの動物クロッキー帳」
    (「CROQUIS D'ANIMAUX PAR RENOUARD」)











宇宙・天文学本
宇宙・天文学本 posted by (C)りうです


[日本ではあまり見かけない気がする、宇宙・天文学の古書]


(上と右下)ボーイング社によるサターンVロケットやアポロの透視図面、スライド等、珍しいおまけがたくさん!!
      今はなきアメリカ空軍システム軍団の宇宙開発に関する貴重な資料を、心置きなく読めますよ!!

      「アメリカ空軍システムコマンドの宇宙開発計画ガイド」
      (「UNITED STATES AIR FORCE SYSTEMS COMMAND SPACE PLANNERS GUIDE」 1965年刊)


(左中)アポロ13号の事故原因などに関する、米下院でのNASAの方達による当時の詳しい質疑応答、
    そしてアポロ13号に関する極めて詳細なデータが大量に掲載されています。

    「米下院 科学・宇宙航行学委員会でのアポロ13号事故公聴会」
    (「THE APOLLO 13 ACCIDENT HEARINGS BEFORE
       THE COMMITTEE ON SCIENCE AND ASTRONAUTICS U.S. HOUSE OF REPRESENTATIVES」)


(右中)猫が大好きで「猫座」という星座を提唱するも、残念ながら誰も用いてくれず忘れ去られてしまった
    ちょっと変わり者の天文学者、ジェローム・ラランドさんによる天文学の教科書です。

    (Joseph-Jérôme Lefrançais de Lalande著 「ラランドによる天文学の概要」
     「Abrégé d'astronomie par Jérôme Lalande」1795年版、フランス語)


(左下)これら本の中でも最も古い、ジェームズ・ファーガソン先生による、1778年発行の天文学の本です。
    日本で杉田玄白さんや葛飾北斎さんが頑張っていた頃、欧州の天文学は、こんなに進んでいたんですね。

    (James Ferguson著 「ニュートンの法則で解説する天文学」
     「Astronomy explained upon Sir Isaac Newton's Principles」1778年版)











どうでしょう、もちろん現在でも再版されているものはあるけど、ほとんどは一点物みたいな珍本ばかりで
詳しい内容は手にした人だけのお楽しみ、結構面白そうじゃないですか?



さぁ、ついに下準備は完了!!
あとはオークションに出品するだけ!!



という時点で、最大の難関が立ちはだかりました。





絶対売りたくない(´・ω・`)





本達を実際に手にして、手袋しながら中身をザッとチェックしているうちに、
ついつい惹きこまれてしまい、ジックリ読んでしまい、愛着が湧いてしまい。


…我慢して働きさえすれば、いつでも手に入って、面白くもなんともない、たかが日本銀行券ごときと引き換えに
手放してしまえば、その本しか持っていない、イメージの宇宙や固有の知識に、もう二度と触れられないのだろう、
などと思うと、本当に、本当に、切のうございます。



それに、例えばVERVEのリトグラフなんかは、裏側が





Winter by Paul Kleeの裏側
Winter by Paul Kleeの裏側 posted by (C)りうです



こんな風に、作者のサインと落書きがしてあって、ページを外して額装しやすいようになってるんですが
もしも、あまり本に愛着のない画商さんなんかが、手にした途端本をアッサリバラバラに分解して額装して
「1ページウン万円でござい」なんて売り方をされてしまったら、などと想像してしまうと、
我が身を切られるようにつらいのでございます。



もし俺が古書店の実店舗を開いていたとして、お客さんがこれらの本を手に「くださいな」といらっしゃったら、
俺は「絶対イヤじゃ~おととい来やがれこんちくしょ~い」などと言いながら、防犯用カラーボールを
サイドスローからのシンカーでしっちゃかめっちゃかに投げつけ、お客さんを追い散らかしちゃいそうな気がします。




…足を運べば必ずリミットブレイク技「大衝動買い」がオートで発動しちゃって危ないから
古本祭りの時以外は絶っ対に近寄らないよう心掛けている、我が愛しの神保町・古書店街では
哲学、自然科学、美術等々、お店によってとても細かく専門分野が分かれているので、
きっと店主さん自身が好きなジャンルを扱っているんだろうと思います。


や、神保町に限らず、骨董屋さんなんかも、自分が好きな物を売っているんだろうと思うんですが。


現在生産されていない、一点物のような自分好みの品が売れちゃったら、悲しくならないんでしょうか?



そんなわけで、とりあえず今の所、売る気が完全に萎えてしまい、
単にコレクションが増えてしまっただけ、という状態なんですが。


…こういう話を職場や実家とかですると、みんなは


「ま~た、りうですは、いかがわしい無駄な物にばっかりお金を使って~
首都圏直下型地震が来る前に、怪しげなコレクションの重さでボロアパートの床が抜けるよ~」


というような精神攻撃系の詠唱をブツブツと唱えた後、



「ダンシャリ~ ダンシャリ~」



という謎の呪文を放ってくるに決まってるから、やっぱり絶対黙っておこう、うん(`・ω・´)


(↑この時、俺は頭を抱えてガクガクしつつ「ぐえあああ やめろおおお」と悶絶してるんだけど
このリアクションで合ってるんだろうか)



…とりあえず、床がしっかりしていそうなボロアパートを探してみようかしらん…。



…ともかく、ホリエモンが、以前ブログで


「タイタニック号の客でいるより、ちょっとぐらい大変でも、
自分でボートを漕いだ方が氷山にもぶつからないし、自分で船をコントロールできて良いと思う」


と、会社に雇われる生き方よりも起業した方が簡単で楽しいよ、という事を勧めていた時の話で、



・利益率が高い
・在庫が場所を取らない
・定額の収入が入る
・多額のお金がいらない



等の条件を満たす商売を探すと良いと思う、みたいな事を言ってて、
スクールビジネス以外で思いつく限りの商売、自営業は全滅だなぁ、なんて事を思ったんだけど、
俺はこれに加え、「可愛いお店で、好きな物を売りたいの(人´∀`).☆.。.:*・゚」等と思ってる皆様へ、



・売れても悲しくない商品



この条件を個人的に付加したいと思います。





おわり。





2012年6月10日日曜日

東京日帰り登山紀行 ~その4 飛鳥山~




 いやぁ、もう、どんなノリで書いてたかちょっと忘れちゃったんだけども、
今回は超久しぶりに、東京日帰り登山紀行でございます。



さて、登山紀行と言えば、以前、沖縄の於茂登岳について記事を書いた事があるんですが、
その話にコメントを寄せて頂いた方は、なんとなんと、百名山を制覇なさったそうです!!

おぉぅ、泥酔時の与太話としてさえあまりにダイナミック過ぎて、ちょっと憚られる
『百名山制覇』を、実際に達成なさる方がいらっしゃるとは!!おめでとうございます!!


それから先日、登山家の竹内洋岳さんは、ついに、地球にある8000m超えの山、
14座全てへの登頂に成功されましたね!!マジすか!!超おめでとうございます!!


う~ん、俺はメスナーさんしか知らなかったけど、
現実世界だってのに、8000m峰を全クリアした超人って、他に28人もいるのかよ…すげえなぁ…


(ちなみに、例えば8000m峰の一つ、ネパールのアンナプルナに挑戦した登山家の死亡率は約40%。
'89年以前に限れば、死亡率は66%に跳ね上がるそうです。

3人に2人が生きて帰れなかった氷雪の魔女に、それでもアタックしてみようか、と思う方がいたら
俺はもう、それだけで尊敬します)



そして「岳」の三歩さんに至っては、無酸素だってのに、しかも人を担いで、
猛烈なブリザードが吹きすさぶエベレストのヒラリーステップを
一日に何度も、上ったり下りたり上ったり下りたりしています。


…マジすか!!あんた、いつもいつもほんとすげぇな∑(゚Д゚;)!!



う~ん、世の中には、ものすごい山屋さんが大勢いらっしゃるもんだ!!



やや、でもね、俺だって、標高8000mにはちょっとだけ足りないし、百名山にも含まれていないんですが、
百名山と同じくらい皆から愛されている山にアタックして、無事、無酸素単独登頂に成功したんです!!

もう、全然負けてないんですよっ!!


なので、その時の話を書いて、張り合ってみようと思うんです!!



それでは行きましょう!!



第四回、東京日帰り登山紀行!!クライム・オンッ!!!











 というわけで、今回訪れたのは東京都北区にある飛鳥山です。


ここへ来るのは、4月を狙っていたんです。
何故なら・・・





飛鳥山
飛鳥山 posted by (C)りうです



とにかく、桜がとっても綺麗な所なんですよ(^^)



江戸時代、東京で桜の名所と言えば、上野の寛永寺ぐらいしかなかったんだそうです。
せっかく桜が咲いていても、お寺ですから、大騒ぎするわけにもいかないですね。


んじゃ、楽しくお花見しながら、心置きなく宴会できる場所を他に作ろうぜ!!


という事で、徳川家の八代将軍・吉宗公が
ここにたくさんの桜を植えて、お花見の新名所にしたんだそうです。


徳川吉宗公と言えば、毎週土曜夜8時か木曜夜7時になると城を抜け出しては街を徘徊し
小悪党達を刀の峰でやたらめったらボコボコとブッ叩きまくり、
数年前にはひたすらサンバを踊り続けていた、という「踊るバーバリアン」のイメージが強いと思うんですが、
こういう粋な仕事も、ちゃんとしていたんですねぇ。



オープン当初には、吉宗公自ら飛鳥山に来て宴会をしたそうですが、
きっとその後も、しょっちゅう城を抜け出し「徳田新之助」などと偽名を名乗りつつ
ちょくちょくここへ息抜きに来ては、船越英二さんや名古屋章さんをグッタリさせていたんだろうと思われます。











そんなわけで、この山での宴会は将軍様お墨付きですから、桜の時期には…





飛鳥山麓
飛鳥山麓 posted by (C)りうです



山の麓から山頂の脇まで、各地からいらっしゃった飛鳥山アタック隊のベースキャンプで
ギッシリと埋め尽くされます。



山頂脇のベースキャンプってなんだ。



この山は比較的標高が低いので、冬でもクレバスを踏み抜く危険はないだろうと思うんですが、
桜の時期には飲んべ達の命の水を蹴っ飛ばさないよう、
やっぱり足元に注意を払いながら歩いた方が良いと思われます。



それにしても、ここに限らず、最近のお花見の皆様方はお行儀が大変よろしくて、
ブルーシートからはみ出してウダウダゴロゴロする俺のような人は
あまり見かけなくなりましたね。



登山道の途中には、結構いろいろな構造物があって…





飛鳥山古城前
飛鳥山古城前 posted by (C)りうです





D51、都電、人魚にタコなどが点々と配置された、ちょっとカオスな、お子様の楽しめる公園があります。


写真には写ってないけど左手には、歴史書に一切登場しない謎のお城もあって、ちびっ子達に占領されています。


その他に、博物館もありますし、それから…





晩香廬
晩香廬 posted by (C)りうです



こんな素敵な建物も建っているんですよ。


この建物は「晩香廬」と言って、昔、ここに、日本の経済や会社の基礎を作った
「澁澤榮一」という堅物のおっちゃんが別荘を建てて暮らしていたらしいんですが、
その澁澤のおっちゃんが喜寿になったお祝いに、
清水建設の社長さんからプレゼントしてもらったんだそうです。


…俺は清水建設の社長さんから、何もプレゼントしてもらった事がないのに、エコヒイキじゃないか…

まぁ、俺は喜寿になった事がないんだけれども…


皆様方は、どうぞ遠慮せず、俺に何かプレゼントして下さいね。


現金、もしくはアマゾンかWiggleのギフト券でいいですよ。



…他にも、以前、未来っぽくて超かっこいい展望タワーが
どこかに建ってたような気がするんですけど、どこを探してもなかったですね…ここじゃなかったかなぁ…。











そんなこんなで桜の道を歩いて行くと…





飛鳥山登山道2
飛鳥山登山道2 posted by (C)りうです



ありました、公共基準点!!


ついに、山頂に到着です!!





飛鳥山山頂
飛鳥山山頂 posted by (C)りうです





標高 25.4メートル!!!





えいどりあ~ん!!!





…なにせ、交通アクセスの良さでは23区内でも屈指の山でして、
山頂まで、都電荒川線の飛鳥山駅からだと…歩いて5分ぐらいかなぁ…そんなにかからないか…


E電の王子駅前からだと、超かっこいい乗り物「アスカルゴ」に乗って、いきなり山頂横に到着しますよ。





アスカルゴ
アスカルゴ posted by (C)りうです



アスカルゴは総延長48メートル、16人乗りの最新鋭モノレールで、山頂横まで約2分で到着します。


運行時間は、通常、午前10時から午後4時までなんですが、
車いすやベビーカーもそのまま乗れて無料なので、このゆったりのんびりした乗り物を、是非体験してみて下さいね。


ここもまた、とても気持ちの良い山ですよ(^^)











休日、飛鳥山へ遊びに行くなら、やっぱり都電の一日乗車券を買って、
あちこち乗り降りしながら、うだうだぶらぶら歩くのが楽しいと思います。
飛鳥山に限らず、都電沿いには、桜がたくさん咲いていますよ。


都電に乗って「都電の一日乗車券下さいな」って言うと、運転手さんがニュッと出してくれます。
確か400円だったかな。やたら安いです。





神田川 桜 2012
神田川 桜 2012 posted by (C)りうです



小さなお子様連れだったら、すご~く素朴な遊園地、あらかわ遊園がとても楽しいと思うし、
秋、鬼子母神のお祭りで売ってるすすきみみずくも、とても可愛いですよ。


それに、とげ抜き地蔵でおなじみ巣鴨も近いですから、…赤い…なんだっけな…


…巣鴨で…赤い…赤い何かをどうにかすると、何かがどうにかなる、というような話を
以前、テレビで言っていたような気がするんだけども…


…たっぷりの水で満たされた、赤い洗面器を頭に乗せた男がゆっくりと歩いてくるので、理由を尋ねると…


…あの話は違うか…まぁいいや…。



それから…鉄男・鉄子の皆様には、昭和レトロな雰囲気に改装された三ノ輪橋駅と王電ビルとか、
都電の撮影スポットとして有名な高戸橋なんかもおすすめですね。





都電8500形と桜
都電8500形と桜 posted by (C)りうです



大きなカーブと踏み切り、神田川を渡る橋と桜、
そしてサンシャインへとまっすぐ緩やかに上っていく線路をガッタンゴトトン、と行く都電。


鉄道好きなら、この風景を見ながら軽くご飯三杯はいけると思います。



都電沿いの地域は、見所が盛りだくさんですし、あぁ、そうそう、食堂も、安くて美味しい店だらけなので、
是非足を運んでみて下さいね!!