2014年4月7日月曜日

東京の中心部は、こんな事になっていた ~皇居 乾通り 一般公開~

(↓小林 清志さんのナレーション声で脳内再生してね)





眠らない都市、東京。





無数の巨大な高層建築物が空へ伸び続け、常に新しい文化・情報が世界へと発信され続ける、
政治・経済の中心地にして日本の首都であり、その変化は絶え間無く止まる事を知らないメトロポリスである。



この巨大都市・東京の中心部が果たしてどのような所なのか、みなさんはご存じだろうか?





・・・はい、というわけで、今回はなんと、天皇陛下が傘寿を迎えられたお祝いに
皇居内の乾通りを一般公開してくれたという事で、早速行ってきたら、
これがまぁ、実に素晴らしい所でしたので、そちらをご案内しようと思います(^^)











「乾通り」というのは皇居のど真ん中を南北に突っ切っている道で、
天皇・皇后ご夫妻が暮らしている吹上御所へと続く道なんかもつながっているので、
普段は絶対に立ち入り禁止になっているんです。


お正月の一般参賀でも通れないし、たま~に催されている、抽選で当たった人だけが参加できる
一般参観や自然見学会なんかでも、あんまり全容は見られないんじゃないかなぁ?


まぁ詳しい事はわかんないですけども、とにかく滅多に見られる所ではないです。


それが今回は、抽選どころか、ただ並ぶだけで見せてもらえるんですからね、
まぁ大勢の人が、来るわ来るわ(;´∀`)





乾通り一般公開の行列
「乾通り一般公開の行列」



俺は…30分ぐらい並んだかなあ?


でも、もっと長時間並んだ人もいただろうし、お天気もバツグンに良かったし、
俺は結構ラッキーな方だったんじゃないかな、と思います(^^)



なんでこんなに並ぶかと言えば、入り口でボディーチェックが二回行われるんですね。

一回目はカバンの中身を検査し、二回目で身体検査をします。


男は男性警官、女性は婦人警官の方達によってボディーチェックが行われます。



ボディーチェック地点にて、オバ…ゲフンゲフン、かなり成熟なされたお姉さまが


「実はあたし男なのよ~!!さあ!!ボデーチェックしてちょうだい!!さあさあ!!」


と、イケメン男性警官さんにグイグイお色気攻撃で迫っていらっしゃいましたが、
男性警官さんは、はじける爽やかな笑顔で、とても丁寧にお断りなされていました。残念。





大手門とシダレザクラ
「大手門とシダレザクラ」

(↑ここは大手門、東御苑の入り口で、こちらは普段一般公開されています)



乾通りは、まぁ当たり前だけど三脚禁止、それから飲食・喫煙なんかももちろん禁止です。

桜を見ながら飲みたくなったら、上野のお山に是非どうぞ(^^)



ともかく、どれだけ行列が長かろうが、乾通りは、時間をかけて並ぶだけの価値のある、
素晴らしい所でしたよ。





皇居 宮殿
「皇居 宮殿」


坂下門をくぐって、すぐ左手にちらっと見えるのが宮殿。

(※今回は近寄れません)


お正月に両陛下や皇族の方々が手を振ったり、内閣が組閣された時、ここの玄関先で記念撮影したりするので
テレビでご覧になられている方も、結構多いんじゃないでしょうか。





宮内庁庁舎
「宮内庁庁舎」


その横にあるのが宮内庁の庁舎。

重厚な石組みと、どこか「和」を感じさせる風情の庁舎は
とても丁寧に手入れがしてあって威風堂々、素晴らしい建物だね。





春の風を頬に受けてそのままのんびり進んでいくと、道の両脇では満開の桜が何本も、ニコニコと迎えてくれます。



乾通りの桜 1
「乾通りの桜 1」





乾通り 桜 2
「乾通り 桜 2」



つい先日まで大雪で一面銀世界だったってのに、四季折々、どの季節も全て美しい日本に生まれて良かったなぁ。





富士見多聞と桜
「富士見多聞と桜」


↑こちらは富士見多聞。


「多聞」というのは、防御機能も備えた倉庫、というような意味です。

徳川幕府時代には中に弓矢や鉄砲などの長射程武器を収納しておき、
有事の際には格子窓の隙間から狙撃できるようになっていたそうです。


富士見多聞の裏側は、普段一般公開されている東御苑で見る事ができるんですが、
普段立ち入る事のできないこちら側から見物できるのは、かなり珍しいんじゃないでしょうか。





皇居 山下通り
「皇居 山下通り」





皇居の桜 3
「皇居の桜 3」



道路が南北に走っている、という事は、撮影ポイントが東向きか西向きになるので、
俺が撮影した午後なんかは、西日がモロに逆光でかぶさる中、淡く白い桜を撮影しなければならない、という
かなり難易度の高い状況になってしまいましたが、カメラを持って行ったみなさんは、良い作品が撮れましたか?


それでも二昔前に比べれば、レンズのコーティング技術の向上等、圧倒的に逆光にも強くなり
昔だったら真っ白けになってしまったようなきつい逆光下でも、臆することなく写真が撮れるようになりました。


カメラ・レンズメーカーの皆さんによる弛まない努力の積み重ねから得られる技術の進歩によって
以前なら撮りたくても諦めたり妥協したりしていた状況が格段に減って、本当にありがたいと思います。





そして更に進んで行くと、今回、自分が一番「ああ、来てよかったなぁ」と思った場所に至ります。





道潅濠
「道潅濠」





東京の一番中心部は、こんな風になってます 3
「東京の一番中心部は、こんな風になってます 3」





道潅濠と桜 3
「道潅濠と桜 3」





道潅濠と桜 4
「道潅濠と桜 4」



この水面が穏やかにキラキラと輝いている、静かな水を湛えているのは「道灌濠」と呼ばれているお堀で、
宮殿や宮内庁がある西の丸と、天皇皇后両陛下が暮らしている吹上御苑との間に位置しているんだそうです。





東京の一番中心部は、こんな風になってます
「東京の一番中心部は、こんな風になってます」





東京の一番中心部は、こんな風になってます 4
「東京の一番中心部は、こんな風になってます 4」





東京の一番中心部は、こんな風になってます 2
「東京の一番中心部は、こんな風になってます 2」



猛進する乱開発で、毎日絶え間なく地面も壁も刑務所のようなくすんだねずみ色一色に塗り潰されていく東京の、
最も中心地にあったのが、多くの日本人が目を閉じればきっと浮かんでくるであろう故郷のような、
ぽかぽかと暖かな陽射しの下、柔らかく、美しい和の色で彩られた、それはのどかな日本の原風景でした。




ここに来られて、本当に良かった。





乾通りより北桔橋門を望む
「乾通りより北桔橋門を望む」





乾門と桜 1
「乾門と桜 1」





乾門と桜 2
「乾門と桜 2」



一方通行の乾門を出てからも、美しい風景はあちこちに、まだまだ続きますよ。





今回の乾通り一般公開は、2014年4月8日までの超短期間限定公開です。


授業や仕事みたいな、いつでもできるような事なんかはどうでもいいから後回しにして、
さっさとサボって、とにかく行っておいで。





…うーん、それにしても、実に気持ちの良い、素晴らしい所だったなぁ。


次回、天皇皇后両陛下が米寿、卒寿、白寿、茶寿、昔寿を迎えたお祝いに
また一般公開してくれるのを、気長に待つとしますかね。